以前から僕は言っていた。

彼に。

早くしろ、と。

そう、白衣を脱ぎなさい、ということを。

新海先生は僕のセミナーに来てくれてからずっと僕に付いて来てくれている整体師。

いいヤツです。

自分で開業もしているし仕事もそこそこ入っています。

テクニックだって悪くない、理解も早い、人間的に信用できる。

でも何かが足りない、療術家として。

彼は決定的なことがわかっていなかった。

なにか?自信が足りないのだ。

いや、自分でもわかってる部分はあるがどうしたら良いのかがわかっていなかったのだ。

このままでは業界の荒波に飲まれてしまう。

非常にもったいない。

僕から見たら改善すべきところがいくつもある。

変えちゃえば簡単なことなんだけどなぁ・・・

僕は新海先生にすごくストレートに失礼なことも言ったがそれがクライアントも感じているであろう本音だ。

誰だってそんなこと言ってくれないよね、やっぱり。

自分の整体院だって吉祥寺というイメージの良い街だし、部屋の中もスゴくオシャレ。

なのに玄関開けたら全然オシャレじゃないサイズの合っていないダボダボの白衣の疲れた風に見えてしまうオッサンがそこにいるのだ。

正直言ってちょっと引くと思うぞ、と伝えた。

どうだ、変えてみるか?

彼はすぐにうなずいた。

荒療治かもしれないがおもいっきりお節介を焼くことにした。

とりあえず洋服代とメガネ代を7万用意しなさい、と伝える。

シャツやパンツを複数と高級メガネ1本なのでこれでお釣りがくるはず。

まずは一緒にご飯を食べて話しをしてから洋服を買いに行く。

まずは僕がどんどん選ぶ→試着→違う服を選ぶ→試着を繰り返すが新海先生は少しだけ拒否反応(笑)

「こういうの着たことありません」

そんなの関係ないから着てみろ!とケツを叩く。

すると・・・試着室から出てきたら

「これいいですね(ニコッ)」

ときたもんだ(笑)

だから着なさいと言ったのだ。

だって背もあるし細身だからすげータイトなパンツやシャツが絶対に似合うから。

結果パンツ2本とシャツを4枚、靴下も何足かご購入。

け、けっこう思いっきり買うのね・・・(汗)

こっちがびっくりするほど気に入ったようだ。

でもこっちの思うツボだ(笑)

そしてそのお店で買ったばかりの服の値札を切ってもらい更衣室を借りてさっき購入したものに着替えさせる。

そう、その格好でメガネを合わせるために。

<後編へ続く・・・>

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