~~~前回からの続き~~~
問答無用の老舗のホットケーキ。
当たり前だがこれを焼くのがとても難しい。
最初は何枚失敗したことか。
シンプルだけに余計難しいのは整体と通ずるところがあるかも。
このホットケーキのタネとシロップが特別のレシピ。秘伝。作り方は特定の社員以外だれも知らないと聞いたことがある。
焼くときは鉄板ではなく銅板。熱の伝導率が鉄よりもいいので銅板の全体が均一の温度になっているのだ。
(鉄板は下に火があるところだけが温度が高く、端のほうは温度が低いので均一に焼きあがらない)
なにしろ焼きたてがとても美味しい。
僕の食べ方は最初はなにも付けずにそのまま一口。
カリッとしていて甘い香りが広がってとても香ばしい。
第二段階ははバターを塗って食す。
甘塩っぱい感じがたまらない。
第三段階以降はシロップをたっぷりと垂らしてすべてのハーモニーを楽しむ。
皆これが楽しみなんでしょうね。
先々週と先週と行きましたがこのホットケーキをオーダーしていないお客さんがいない!!
やはりこれを食べにくるのだ。
1時間半くらい待ったって大丈夫、最後ですもんね。
並びながらもそばの人達からいろんな思い出話が聞こえてくる。
このホットケーキにはそれぞれいろいろな思い出が詰まっているのだろう。
僕も焼いていたんですよ、と言いたくなってしまったが黙っておいた(笑)
しかしこんなに人気があるのに万惣がなくなってしまうというのはなんとも悲しい。
そういえば僕が居た頃から糸井重里氏がたまに来ていた。
そして今回の万惣の件で糸井氏はTwitterにて
『神田「万惣」のホットケーキ。ホットケーキ界のメートル原器のようにして、永遠にあるものだと思いこんでいた。』
と表現していた。
そう、そうなのだ。
我々は永遠にそこにあるものと勘違いしていたのだ。
~~~続く~~~

