先日ブログでアップした上野、あれは写楽の特別展を見に行ったのだ。
それがなぜだか動物園にも(笑)
空いていたので先に動物園→ランチ→写楽です。
こういうものを見る時はその時代背景やその人間が何者なのか?ということを少し研究してから行くとまた全然違う見方が出来るというもの。
少し勉強してから行って参りました。
しかし写楽の版画がこんなにもアメリカやドイツ、オランダ、フランスなどの海外に流出していたとは。
今回は震災があった関係か海外にしか存在しない何枚かは日本に来ることができなかったようだ。
なおこの写楽展には写楽名義で残した146枚のうち142枚が展示。
こんなチャンスは最初で最後では。
写楽名義ではたった10ヶ月の活動で消えてしまった謎の浮世絵師。
今回おもしろいな、と思ったのは同じ人物を同時期の別の浮世絵師が描いたものも写楽の横に一緒に展示。
同じ歌舞伎役者の浮世絵でもそれぞれ表現がそれぞれでなるほどと思わせるものが。
しかしひいき目でみているせいか写楽のものが表情、動きがリアルに見える。
当時は言ってみれば役者のブロマイド替わりであり人気があるものはバンバン刷られたそうだ。
それでもなかなかキレイな状態で保存されているのはまれのようです。
また、同じ作品でもキレイに保存されていたものとそこそこの状態で保存されていたものも隣同士で展示。
色の褪せ具合や版が微妙に違うバージョン違いなどもあって非常に興味深い。
当時の浮世絵コレクターはそんなバージョン違いも手に入れたのだろうか?
コレクター魂は非常に理解出来るので・・・
写楽は活動状態や浮世絵のデザインなどから4期に分かれるそうだがやはり第1期、2期がオモシロイ。
こうやって全作品を観察していると写楽の初期の作品にはキレがある。
歌舞伎役者の一番良いほんの一瞬の表情を切り取るのが非常に巧い。
先日の伊勢神宮に引き続きこの写楽の浮世絵にも日本人の繊細さや洞察力、生活、文化、風俗の魅力が詰まっている。
これはオススメ。是非!!

