気がついたら3月じゃん。
早っ!!

どうも、コトーです。

「よく来たなぁぃ、ご苦労様だったねぇぇ~」

新幹線の駅まで迎えに来てくれた伯父の聞き慣れた東北弁。

いつものあいさつ。

福島県石川郡石川町。

先日新幹線に乗って行ってきた場所。

福島県の東南にある本当に小さな町です。

昔はずいぶんと賑やかな町だったそうです。

現在では人口も2万人にも満たない過疎化が進む普通の田舎町。

町の外れに大型ショッピングモールが出来て以来、街の商店街はシャッターを閉めたまま。

前町長の贈収賄で逮捕者が。

そんなどこの田舎町もが抱える問題も普通にあったりします。

ここは母の故郷であり、僕の思い出の場所。

現在でも親戚がこの町の近辺に多数あるため、年に数回は帰ります。

そう、僕にとっては「行く」というよりは「帰る」という場所でしょうか。

親戚の家に入るときは「ただいま」という言葉が僕にはしっくりくる、そんな場所だったりします。

僕が小学校に上がる前の小さい頃は1年のうちの半分位はここで過ごしました。

子供時代にしてすでに二重生活。

両親が共働きだったこともあって、ずっと田舎に預けられていたんですね。

両親と一緒に暮らせない、というネガティブな感じではなく、おばあちゃんや伯父、伯母、さらには親戚一同に囲まれてとても幸せな幼少時代だったと思います。

今思い出しても楽しい出来事ばかり(本当に些細な出来事ばかりだった)が脳裏に焼きついています。

ワガママ大魔王で周りの大人達を困らせていたことは自分でも記憶しています。

「いなか」があるっていいかも。

そんな風に思えたのはずいぶんと大人になってからだった気がします。

中学生や高校生の頃は友達と遊ぶのが楽しくて、夏休みや冬休みにすら帰らなかった時代もありました。

ちょっと反抗期っぽい時期って皆そうですよね。

自分も少し大人に近づき、大事なことがだんだんと分かり始めた頃だったか。

いなかのあるありがたさが身に沁みたひとつの出来事。

母親同然だった祖母が他界。

祖母が亡くなり、親戚も皆少しずつ年老いていく姿を見ていると、切なくなったり、愛おしくなったり…いろんな感情が揺さぶられます。

今回は親戚一同と温泉に泊まったり、祖父母のお墓に大事な報告があったのでお墓参りに行ったり。

とてもいい「帰省」となりました。

東京から新幹線に乗りわずか1時間半。

この町に着き、いつもと何ら変わらない風景を目の当たりにした時、そこに不思議な感情が。

何に対してなのか、どうしてなのかは解らないが、(今までも感じてはいたのだろうが)まるでむなぐらを掴まれるかのように自分のアイデンティティを激しく揺さぶられました。

幼少の頃の記憶がそうさせるのか。

そこにはとても言葉では言い表せないような複雑な感情。

大事なものがまた少しわかったような気がします。

「またいつでも来らしぃぃ~」

伯父の東北弁が郷愁を誘うんです。