昨日は仕事が終わってから急いで渋谷へ向かう。
渋谷のBunkamura オーチャードホールでのくるりのライブへ。
今回はなんと東京フィルハーモニー交響楽団との共演。
重厚かつ豊かなアレンジで新旧名曲を披露してくれた。
クラシックのコンサートは、小さい頃によく両親に連れて行ってもらったことを思い出す。たまに寝てた記憶が笑
あの独特の緊張感のある、ピンと張り詰めた会場の雰囲気も気持ち良かった。
思い返せば、くるりのライブに行き始めてもう27年かな?
年2〜3回行くことも多かったので、きっと40回?以上は観ていると思う。
開業して、スケジュールが自由になった2004年以降は、ほとんどのツアーに行ったのではないか。
その間に、くるりの音楽もずいぶん変わったし、同時に自分の生活も、年齢も変わった。
そしてなにより変わったのは、くるりの曲の聴こえ方だ。
生きてきた分だけ人生を味わったせいか(笑)、曲がたまに違う顔をのぞかせる。
粗削りなロックバンドとしてのくるり。
突然電子音になったいるくるり。
管弦楽と混ざり合うくるり。
ラップを歌い出したくるり。
いろんなくるりの音楽を生で味わってきた。
くるりの曲はオーケストラやストリングスと、とても合う。
これまでも、オーケストラとの公演は何度か観てきたので、今回もある程度は想像していたつもりだった。
でも、今日は少し違った。
今回は初めてとなるフルオーケストラとの共演。
音が「厚くなった」という言葉だけでは、ちょっと足りない。
いつも聴いてきた曲の奥に、まだこんな景色が隠れていたのかと思うほどだった。
弦が入り、管が重なり、打楽器が空気を動かす。
その真ん中に、バンド・くるりの曲がある。
オーケストラが曲を豪華に飾っているのではなく、もともと曲の中にあったいろんな表情が、何十人もの演奏家によって少しずつ姿を現していくようだった。
この曲にはこんな表情があったんだ、と27年間聴いてきた曲で、まだそんな発見がある。
それが何より嬉しかった。
昨夜の公演で聴いた中でのベスト3は
Jubilee
ブレーメン
Liberty&Gravity
元の曲が良いだけに、オーケストラアレンジも秀逸。
長く好きでいるということは、昔と同じものをずっと好きでいるということでもあり、変化していくものも受け入れていくことでもあるのだろう。
相手も変わる。
自分も変わる。
それでも、ある日また新しい顔を見せられて、
「やっぱり好きだな」と思う。
これは人も音楽も同じだ。
くるりの曲との付き合いも、そんなことを繰り返しながら、27年が経った。
20代の頃に聴いていた曲を、55歳になった自分がフルオーケストラで聴いているという事実も実に感慨深い。
くるりを27年見てきて、まだ初めて見る景色がある。
なんだかとても心地良い夜だった。
本当に素晴らしい公演でした。
そして、今週末には、もう一度彼らの地元・京都で同じ公演を観てきます笑
くるり、大好きなんです。
※写真はオフィシャルのXからの転用です

