セミナーや出張といった自分の仕事をここに投稿する主義ではないが、とても心が温かくなった出張だったのでここに記しておくことにする。
もう10数年のお付き合いのクライアントFさんのオファーを受けて福井まで出張に行ってきた。
僕にしては珍しく施術での出張だ。
Fさんには6年前にロシア・サンクトペテルブルクで仕事を作ってもらって現地にお誘いいただいたこともある。
その時ももちろん快諾。
KISSのライブ参戦を兼ねてサンクトペテルブルクを訪れるという奇跡をくれた方だ。
それがなければ一生ロシアという国に足を踏み入れることはなかったはずだ。
福井は関東民からするとなかなかに未開の地である。
北陸新幹線が通っても今回まで行く機会はなかった。
今回はFさんの実家に伺っての施術となった。
というのもFさんのお父さんの様子が芳しくないとのことだった。
以前お父さんは車で東京に来て施術を受けてくれていた。
コロナをきっかけに「東京に来る」という当たり前のことが地方の方からすると相当ハードルの高いことになってしまい、そのまま来れないままだった。
オファーをもらった時に、この忙しい時期にサロンを空けることは難しいけれど、それよりもお父さんに再び会いたいという気持ちの方が強かった。
お金だけで動く人生ってつまらんよね。
採算度返しで福井に行くことにした。
大寒波が来ていたので心配になったが、2日前にFさんに雪凄そうだけど中止にする?と聞いたところ…全然大丈夫だと思いますとの答えだったので、土曜日の仕事のあと東京から北陸新幹線に乗った。
福井に着いたらかなりの雪。
でも地元民は全く問題にしてなさそうなのも伝わってきたし、やはりニュース番組などは大げさな表現を使ってるのもよくわかった。
今回北陸新幹線のグランクラスに初めて乗った。
感想はひとこと。
ヤバい。
どこに行くかじゃなくてグランクラスに乗るためにどこに行こうか?という発想になるくらい快適で最高級の乗り心地。
軽食も出てお酒も飲み放題。
アテンダントさんが世話を焼いてくれる。
グリーン車に乗ってお弁当買ってお酒を買いこんで飲むよりも、少々高くはなるがグランクラスを選択するのは正しいような気がした。
Fさんは時間があると福井に帰って両親の世話を焼いてくるそうだ。
お母さんも息子さんのいないところで、あの子がいつも福井までサッと帰ってきてくれるから嬉しいのよ。
あの子のおかげで生きていられるようなもんよと言っていた。
そして息子さんと僕が行ったことで本当に喜んでくれていた。
お父さんの足が細くなっていたり、お母さんもお疲れのようで心配になったが、終わった後はかなり快適になったようでひと安心。
施術が終わり、食事の後に新幹線のホームまで見送りに。
お母さんから渡されたお土産を片手に新幹線に乗り込み席に座る。
窓の外に目をやるとホームで発車して動くまで窓を覗きこみ、手を振るお母さん。
食事の時に息子が新幹線で帰る時が一番寂しいと言っていたが、泣きながら手を振っていた。
家族愛に溢れる人達といるとこちらまで気持ちが温かくなる。
そして何よりもそんな優しいFさんの親孝行のお手伝いができたことが嬉しかった。
残念ながら僕にはもう両親はいない。
親孝行のことを考えるとやはり後悔しかないが時間は戻せない。
でもこうやって他の方の親孝行を手伝えることで、自分が足らなかった親孝行の罪滅ぼしをしたような気分にもなった。
福井、とても好きな街になりました。
また行きます。
写真は福井駅前の名物、恐竜広場
雪が降り、完全に氷河期
これは子供は喜ぶね。
驚いて泣く子もいるとか笑



