家の近くに花屋を見つけたのは今年に入ってから。
家からほど近いあまり通らなかった道を通るとそこにいつのまにかできていた。
いつのまにかと言っても店主に聞いたところ7年くらい前にできたらしい。
今の土地に引っ越して10年経つが通らない道って通らないからね(笑)まったく知らなかった。
お気に入りの理由はいくつかあって。
まずは種類が多く、しかも新鮮でお安い。
自由が丘の花屋がいかに高いかがよくわかる。
この花屋を見つけてから自由が丘で花や植物は買っていない。
世話の方法だけでなくその花や観葉植物を作った人の話まで聞かせてくれる。
なんでもそうだがその背景というストーリーがあるだけでそのものの価値だけでなく違う輝きを放つ。
そして何より店主と趣味が合う。
植物や花の知識もすごいが最初にお店に入った時に明らかにROCKやアメリカントイが好きなことがわかる店内。
俺の部屋かよ!(笑)
店内でかかってる音楽もそうだが特にレジ近くにあるCDラックを見た時に驚いた。
それはまるで自分のCDラックを見ているかのようだったのだ。
思いっきり同年代なので聴いてきたものや時代背景も同じ。
そこから話が弾みすっかり仲良くさせてもらっている。
早く帰れる日は必ず駅の逆側に降りて花屋に寄る。
毎回お店に入る時に誰の音楽がかかっているか?
そしてそれに突っ込みを入れて、花を選びながらしばしROCK談義。
店名を見ればわかるが僕の大好きなROLLING STONESの曲名が屋号に冠されている。
ちなみに先日は尾崎豊が流れていた。
お互い洋楽も邦楽も聴くから話は尽きない。
花を選ぶ時も季節の花などもお勧めしてくれるので素直に従って買う。
そうすると自分では選ばなかった花が手に入る。
常に寄れるお店が自分の中にいくつもあるというのは心の安定感につながる。
人は誰かと価値観を共有したり知識を分けてもらうことに喜びを見出だす生き物であり、そこを分断するということは自分という生き物を孤独に追いやり精神性を殺すこととイコールだと思っている。
これはこの病的に潔癖になってしまったご時世で余計に感じることだ。
ウイルスよりも恐ろしいのは人が人と関わらなくなってること。
だから僕はどんな時代になろうと人と直接会うという一番古臭くて大事な行為は絶対にやめない。
心を殺したくないし自分の中の精神性だけは保ちたい。
こんなに幸せな時代に人生を生きているんだから。

