糸井重里×松本隆トークイベント

糸井重里×松本隆トークイベント

先日の火曜日は偶然が重なり渋谷LOFTで行われた糸井重里×松本隆のトークイベントに行くことができた。
このイベントはほぼ日手帳の発売に合わせたイベントだったが手帳とは何も関係ないお話の連続(笑)

僕のような音楽好き、ロック好き、はっぴいえんど好き、作詞家・松本隆好きの人間にはとても楽しめたイベントだった。
わかってはいたが糸井重里さんはインタビュアーとしても秀逸。
「人」に興味があるんだろうな。
そういえば糸井さんは僕が学生時代にバイトをしていたフルーツパーラーによく来ていて直接接客していたことをふと思い出した。

最近BRUTUSなんかでも松本隆特集が組まれていたせいなのか、それとも糸井重里ファンなのか会場は若い人達で溢れかえっていた。
トークイベントの内容は1960年代後半から70年代前半の日本のロック事情や松本隆さんの若かりしころのプライベート話など。
はっぴいえんど好き、70年代好きの僕としたら最高の裏話を聞くことができてひとりニヤニヤしていた。

ふたりとも「コトバ」をシゴトにしている超一流のコピーライターとこの日本に2度と現れないであろう日本一の作詞家。
このふたりが話をして面白くならないわけがない。
(僕はコトバの仕事に憧れる。その昔フリーライターというシゴトを諦めたからなのか……?)
ほぼ日のほうに近々このトークイベントの模様が文字に起こされるようだ。

しかし生でお話を聴くと感情の抑揚を感じ取ることができるのがいい。
松本さんの声が興奮して大きくなったり囁いたりするたびに心を持っていかれる。
そしてイベントの最中に糸井さんの質問に応える形で松本さんがさらっと言ったひとこと。
「作詞家は天職ですよ。」
なんかとても嬉しかった。
僕も自分のシゴトを天職だと思っているからか?

兎にも角にも生・松本隆を至近距離で見られて幸せでした。
やはり物理的な距離や生声を感じることはとても大事。
趣味があることで僕は日々僕自身を感じているのだ。